Showing posts with label Books. Show all posts
Showing posts with label Books. Show all posts

08 November 2011

”金米糖の降るところ”

これは、東京と真逆の、ブエノスアイレスで紡がれた物語です。
日本が冬の時は、夏。日本が夜の時は、朝。同じ地球の、真反対の世界。
アルゼンチンの日系社会で育った姉妹が主人公の、江國香織さんの最新作。
これ、好きだった。読後、随分、余韻に浸った。
江國さんの詩と絵本は大好きだけど、長編小説にそこまで思い入れのなかった私…
取材を手伝ったらしい同僚が貸してくれたから、という理由で読んだ。
南米の混沌を感じたい人に。少し色っぽい気分になりたい人に。
確かな愛って何だろう?少し迷子の人に。是非オススメしたい作品です。
小学館の担当者の方が、相当入れ込んで作られたビデオのリンクを送ってくれたのでシェアします。一人、孤独な時間にそっと見てほしい。このビデオもそんな作品だと思います。
http://bp.shogakukan.co.jp/ekuni/
きっと江國さんも、小学館の方も、ブエノスアイレスに恋したんだなって思う。
私も、この街に恋をするだろうか?その答えは、未だ分からない。

30 October 2011

安全基地

一ヶ月前くらいに、茂木健一郎さんの”島国日本の脳をきたえる”という本を読んだ。
本当に読みやすい本で、さらっとすぐに読み終えたけれど、
その中にあった”安全基地”についての考察が、一ヶ月の間、頭から離れない。
日本人の若者が内向きになって、海外留学者が減った等の現象は、
実は、彼らが感じているはずであろう”安全基地”が危うくなっているからだと筆者は述べる。神津島を日本の縮図と考え、様々な考察をシンプルに述べている。説得力のある一冊だった。
私にとっての”安全基地”とは?
もちろん、大好きな両親との生活。祖母や親戚を含めた大きな家族に守られている、という感覚。近所の人との交流がすぐに浮かぶ。
次に、職場の同僚達に毎朝会うと安心するから、オフィスも私にとっての安全基地と言える。前行ってたヨガクラスは安全基地だったけど、今のジムにはあまりそう感じないから落ち着かないな。
親友とのメールや電話!これがなければ生きていかれないのでは?と思う。
感情で分かってくれる一言に、すっと心が軽くなる。
自分では見えていない長いスパンで厳しいことを言ってくれる、その一言に救われる。
今いる、この地に足がつかず、ふわふわした気分の時は、焦ってなんとか前に進もうとしがちだけれど、そんな時こそ、自分の安全基地を見直してみるのが、きっといい。

11 January 2011

desert flower


アフリカソマリアの遊牧民生活から、ロンドンへ飛び出し、トップモデルに、
そして国連大使になったワリスディリーの自伝。

工場実習の時にルームメイトに貸してもらい、随分助けられた本ですが、
久しぶりに読み返すと、改めて彼女の力強さを強烈に感じる一冊でした。

公開中の映画も見に行きましたが、映画は原作に比べれば、普通。
5つ星中、☆☆☆くらいでした。

世の中には絶対的に良い事とか悪い事というのはないと思っていて、
ソマリアの伝統的慣習がどういうものか、実際のところは正直よく分かりませんが、
そのコミュニティーから自らの幸せを求めて飛び出し、様々な葛藤を抱えながらも逞しく進み、FGMの問題を世界に身体をはって示した彼女の生き方は、すごいですね。

映画では、友人マリリン役のサリーホーキンスがとてもいい味を出しています!



映画 desert flower HP: http://www.espace-sarou.co.jp/desert/story.html

23 December 2010

クリスマスのちいさな木


自分へのクリスマスプレゼントが届きました♪

子供向けの絵教室をしている、お友達から、
生徒の女の子が、図書館で借りてきたこの本を一生懸命読んでくれたんだよ〜
という話を聞いてから、これにしよ〜!と思い、予約していました。

絵本は、私にとってサプリの一つ☆☆
大人の顔をした私の中に生き続ける小さな女の子を満足させてあげられるのです。

ちいさな 木には ちいさな 夢が ありました。
どこか 遠い 都会に いって クリスマス・ツリーになる という 夢です。
ちいさな木は はじめて みる 都会の ちいさな 家の なかで 
ちいさな 家族に かこまれて 楽しい クリスマスを すごしたかったのです。

ある日 ちいさな トラックが 山を ずんずん ずんずん のぼってきて 
ちいさな 丘にたっている ちいさな 木をみつけました。

ちいさな木は ちいさな 都会の ちいさな 通りの 店の 前に 
ほかの木と ならんで たちました。 (続く〜)

ちいさな木と、ちいさな家族の出会いの本。
今年もちいさなきっかけから、おおきな出会いが生まれました。
色々なものに感謝して、Merry X'mas !! 

12 October 2010

"人生の実力"




”不完全の中でもベストを尽くす”

”にもかかわらず、笑う”


”腹が立った時、意見の代わりに感情を表現する” 





これらは努力してすること。

毎日曜の朝、喝!を入れ続けてくれた、大沢親分が亡くなった。
親分を見る時、大好きだった祖父を思い出すから、あの番組を見るのが好きだった。

祖父は息子とのゴルフ中に突然ぱったりと倒れ、安らかな顔で旅立った。
親分と祖父。
二人とも、生き様そっくりなアッパレな感じで、
次のステージへ移っていったように見える。

親分のご冥福をお祈りします。

07 October 2010

A shower of praise


面白い本を頂きました☆

今できていることをほめられ、認められ、それでいいんだよ、と受け止めてもらえること。そういう関係の中で、人はようやく安心でき、自分に否定的だった気持ちを少しずつ減らして自信を取り戻していきます。この本は、そのことを確信した松浦さんという方が、自分や相手のいいとこみつけの練習をあれこれ工夫する中から生まれた、ワークショップ「ほめ言葉のシャワー」をまとめたもの。

"I know you're doing your best to live"
あんたが必死に生きてることあたしは知ってるよ

" I've been concerned about you"
気になっとったよ

"When I'm with you, I feel better, I can be myself, I feel at ease"
あなたといると元気になる 素直になれる なーんかホットする

あなたの今、言って欲しいほめ言葉はなんですか?
まずは、わたしがわたしに、ほめ言葉をかけられる人であり続けたいな。

mai worksの本:0798-32-6549/ maimai_of_cillz@yahoo.co.jp(中西さん)で買えるそうです。

Matsu-mama,お土産ありがとう!

16 September 2010

天地明察

読み応えのあるエンターテインメント小説を見つけました!
ラジオで聞いた冲方丁さんの受け答えが、好印象だったので、手にとってみたのですが、これがとってもおもしろかった!

2010年の本屋大賞受賞作品、”天地明察”。
タイトルから、陰陽師を連想しましたが、時は江戸。

”暦を変える”という前代未聞のベンチャーに立ち向かった天文学者、渋川春海の人生を描いた壮大なお話。テンポの良い展開で綴られているので、一気に読めます。
主人公春海の繊細な心象と、複雑な時代背景が分かりやすく説明されていてgood。

もともとは碁の名家に生まれ、跡取りとして要人の碁のお相手を務めとしていた春海。
趣味の算術に惚れ込む春海。
算術を応用した天文学へと興味を広げる春海。
また、現行暦への疑心と、次第に改暦への使命感を増していく春海。

春海の勢いのある真っすぐな生き方は、現代の私たちにも大きな励みになります。
勝手なイメージですが、本屋大賞ってマイナーだったけど、地道にいい文章を書く作家さんが受賞している感があったので、まさに本屋大賞、という感じです。

ところで、このお話の主な舞台は”会津、江戸、京都”の三都市。
時代背景を考えれば、当たり前っちゃ当たり前なのですが、私の故郷、”I ♡会津”が江戸幕府の要所だった当時の様子が活き活きと描かれているお話を読むのは、個人的にとても嬉しかったのです。

何十回訪れたか分からない鶴ヶ城に展示されている白黒写真を通して昔から身近に感じてきた会津藩主たち。その中でも、会津藩祖 ”保科正之公”は、そりゃあもうヒーローの中のヒーロー。

春海は、その保科正之公に気に入られ、会津藩と密接な関わりがあったそうで、
江戸でも会津藩邸に住み、会津と江戸、京都を往復します。
ということは、会津藩がなければ、現代の日本の暦も違ったものになっていたかも!
まあ、暦は、明治時代にどうにか現在の形になっていたと想像しますが、大げさではなく現代の天文学は少なくとも違った形になっていたのかな、と思います。

ところでx 2 、話はいきなりカリブ海に飛びます(笑)が、天文学といえば、”マヤ文明”ですよね。ピラミッドで有名なマヤ文明。ユカタン半島にある遺跡、チェチェン=イッツアの写真を。



このピラミッドの階段4面の91段を合計した364段に最上段の神殿の1段を足すと、丁度365段です。マヤ暦では一年は18ヶ月だったと言われていますが、我々と同じ、365日。

北面の階段の最下段にマヤの最高神のククルカン(羽毛のある蛇の姿)頭部の彫刻があり、春分の日&秋分の日に太陽が沈むとき、ピラミッドは真西から照らされた階段西側にククルカンの胴体を浮かび上がらせます。ククルカンの降臨を高度な天文学の知識を背景に演出していたマヤの人々。紀元3世紀〜9世紀に、ですよ。多分本当に現代よりも、少なくとも天文学は進んでいたんでしょうね〜!


(今は残念ながら上れなくなっちゃったとか、聞いているのですが)ピラミッド頂上から見下ろすと、一面、ユカタン半島の熱帯ジャングルです。
ちなみに、ここは霊気がすご〜いんです。行くとなぜか鳥肌が止まらず、そわそわします。ピラミッド等が完璧すぎるくらい、綿密だったからでしょうか、それとも、、??
(実はある時ここを訪れた夜、大変なことになりました。この話は長くなるので次回にしましょう、もう涼しくなってきてホラーの季節でもないですしね。笑)


カリブ海の有名リゾート地、カンクンにハネムーンかなんかに行かれる際は、近いので(近いといってもバスで8時間くらいですが)ぜひ足を伸ばしてみてくださいね! 
あ〜〜カリブ海の青緑、メキシカンピンクの壁、、タイムスリップしたい。。

話が逸れすぎましたが、SF小説の作家さんというイメージだった冲方さんの歴史物、いいですね〜!というのが今日の趣旨でした。新作も歴史物だそうなので、楽しみです!!