25 April 2012

Sydney


久しぶりの更新となりました。
 肩の力が抜ける街、シドニーに行ってきました。

外的要因で急にお仕事を休むことになって、
順調すぎたこの一年強に小休止のついた状態で突然向かいました。

シドニーはオーストラリア大陸屈指の大都市。
色々な人種の人が住む。街行く人は皆カジュアル。
自然にも、人にも、スペースが十分にある感じ。
この広い大陸に人口約2000万人のみ、なだけあって、
全てがのびのびしてるように見えました。


今回は、大事な目的がありました。
結婚式にも残念ながら(体調の関係で)参加できなかった友人の赤ちゃんに会いにいくこと!

大学時代から”ストイック仲間”と呼んでいた、相当な努力家の彼女。
彼女らしさは随所に表れて面白く、見ていて飽きません〜
彼女の無理のない子育てを横目に(まず、産まれて数ヶ月の赤ちゃん相手に”この人”扱い。自主性を重んじて一人の個人として育てる姿は、逞しい。そして、美しい。)、
ザ・コボンノウな旦那は日に日に母親らしくなる彼女の変化も隣で嬉しそうに見守っていて。二人はいつ会っても微笑ましいカップルです♪そして赤ちゃんは、目に入れても痛くない!!という位可愛く、おばちゃんはなんかドキドキしてしまいました。


(”そら”のキャンパスには、この街の日常が溢れる。)


”バケーションで来たんだから、何にもしないで、のんびりしていってよ”
と料理を作ってくれるは、車で色々なところへ連れて行ってくれるは、買い物もしてくれるは、デザートや翌日朝のパンまで手作りしてくれるは、、、この上ないVIPサービスで迎えてくれました。良かったんでしょうか??本当に良かったんでしょうか〜??ってくらい何もしないで、ごめんね。お皿洗いはなぜか好きな方で、それをたま〜に手伝う程度で、文字通り羽を伸ばして滞在させてもらいました。

私はオフは本当にオフの人で… 朝からはりきって観光などはあまりしません。
だいたいお昼すぎまで寝ていて、赤ちゃんとゴロゴロして、近くのお散歩に繰り出し、昼寝して、、、そんな感じで…

深呼吸できた良い休日でした。

リフレッシュの先にあったもの。
それは、あまり”無駄な所で闘わなくてもいいんだ”ってことです。

自己主張、つまりYes/ No が言えて、I want / I needが明確に分かっていれば、
英語圏ってほんと過ごしやすいんだった、と改めて思いました。もちろん今回は、大好きなファミリーに会いに行き、何不自由なく過ごさせてもらったからこそ、の感想なのだけれど。。

若干ラテンアメリカに集中的に関わりすぎて、日本を出たら私のモードは完全に変わり、オンになる。身体のどの方面にもセンサーが働く感じ? 
スリ、騙し、脅し、、、色々と出会う人を疑うのが当たり前になっていることを痛感。。悲しいけれど、自己防衛が中南米で生きて行くための最低限のツールであるのは現実だから。(だからってその面倒臭さを上回る程のエネルギーや醍醐味があるのだけれど。それに気をつけさえすれば一度も危険な目に合わずに楽しめる。)

英語圏でも、治安の悪い地域に近づかない。それは当たり前。でもなんとなく、心配のしすぎでない?肩の力入りすぎでない?(もちろん日本のようなぬるま湯環境育ちの私達は気をつけるに超した事はないのだけれど)そんなに構えなくても、リラックスしてバケーションできるところもあるんだった。。と久しぶりの身体感覚が残りました。

私はぐちゃぐちゃと複雑なもの、人間味溢れるものが大好きで、
英語のシンプルさや合理性に、少しつまらなさを感じてきたこの10年でしたが、、一言で言うと、若かったのかもしれません。スリリングな体験や、冒険家の自分を満たすような経験を満喫できるラテンアメリカの世界は、今でも、もちろん大好きで仕方ありません。でも、ちょうどスペイン語を初めて10年の今。なんとなく良い意味で、”安全が保障されている”という安心感や、先進国と言われる国々の整った社会システムの居心地の良さを再発見できた旅でした。