29 May 2012

良い道具




最近注目の陶芸作家、市川孝さん。
”あるようでなかった、欲しかった!”を実現しちゃう人。
いつか、ぐっときた作品を食卓の仲間に加えてみたい。

http://tokinokumo.com/ichikawa_takashi/

新緑のきせつ

ふらっと行った軽井沢は雨だったの。
でも新緑の季節はやっぱり木の間をずんずん歩かなくっちゃね!
歩きたかったのよね、とっても!!
いろいろなものに出会った。新芽もちゃんと出てた!
特にシダの大きさ、鮮やかさにはオドロイタなぁ。
朝起きたらこんな緑、本から顔をあげたらこんな緑。
そんなのいいなあ。
みっちゃん、ありがと。

27 May 2012

雨と休日

こんにちは。今日はお約束通り、「穏やかな音楽」ばかりを集めた一風変わったCDショップをご紹介します。そのお店は、西荻窪にあり、若い男性お一人のお店で、三年前くらいからあります。

quiet  静かで、
slow ゆったりとしていて、
gentle 穏やかな 音楽を古今東西、様々な年代の音源から集めた筋の通ったお店です。

”ジャズ専門”のように ジャンル別だったり、
”南米音楽専門”のように 地域別の専門CDショップはちらほらとありますが、
このようなコンセプトを軸に、「静かな音楽、心地よい音楽」CDだけを扱うお店はそうないように思います。

私は本を読むのが大好きなのですが、音楽を聴くのも好き。
手にした本に集中したい時に、流している音楽も聴きたい、どうしよう…みたいな心境になることってありませんか?w。”読書をするとき邪魔にならない音楽”ってないかしら?と思ってた頃、このお店に出会いました。まさに”読書のための音楽”とか、”昼寝にオススメの音楽”とかカテゴリーがすっと入ってくる感じで、居心地が良い〜。しかも、雨の日だと、サービスしてくれたりスタンプを多めに押してくれたり、するのです。この店主、雨の日のしんみりした雰囲気がきっとかなり好きなのですね。店名にしている位ですから…季節感も満載で、しょっちゅうラインアップが変わりますが、全ての音源がお店のパソコンから試聴できます。



さて、雨と休日の場所はこちら。http://shop.ameto.biz/?mode=f1 
時々一人でふらっと立ち寄ると、ヒットする音に出会える、そんなぽっと心があたたまる隠れスポット。ちなみにフリーペーパー”雨とQ日”は全国のセブンイレブンで20円で買えるという試みも密かにやっているようです。これからの梅雨のシーズンのラインアップも楽しみです。こういうささやかだけど、確かな幸せを提供してくれるお店ってなんて貴重なんだろう。


21 May 2012

" sense of Quiet "(静かなるもの)






アルゼンチン人ピアニスト、カルロス・アギーレのコンサートへ行って来ました。カルロスさんは現代的で洗練されたフォルクローレ(伝統民族音楽)の中心的存在であり、大衆向けという感じではないけれど、人気があって(日本でも2010年の初来日以降コアなファンが沢山いらっしゃる)南米を代表する作曲家です。(ビデオの左側でピアノを弾いている方〜)

私が彼の音楽に初めて出会ったとき、
数年前、”太洋レコード”という神楽坂にある南米専門レコードショップで、
その繊細さと、雄大な景色が浮かぶような旋律の美しさに「なんじゃこりゃ〜!?」となった。そして↑この"pasarero"(過ぎ行くもの)の曲が入った、CREMA(クリーム色)と呼ばれているCDを手に取ったとき、そのアートワークへのこだわりにも度肝を抜かれた。一枚一枚、友人の作家に水彩画で手描きしてもらっていて、一つ一つ手作り。彼のような有名な音楽家になって、どのアルバムにもこのこだわりを貫くのは、なかなかできないんじゃないかな〜部屋に飾るのも可愛いジャケット!ちなみに私のはこちらでした。青い絵の具で描かれた、惑星のかけら。(と思っている)
ところで彼は、ブエノスアイレスから北西400キロに位置する、パラナというパラナ河*のほとりで暮らしている。歌詞からも、「僕はどうも都会は苦手だよ〜」とか「河のそばに住むことは長年の夢だったんだ」とか「ゆったりと流れる大河よ、君が僕のインスピレーションの源だよ」ということが伝わってくる。河がよほど大事な存在らしい。

来日コンサートでお目にかかったカルロスさんは人間味溢れる仕草を沢山する方で、観客をほんわ〜かした気持ちにさせてしまうおじさんだった。観客が拍手をしている間中、「うんうん、うんうん」と何度も何度も首をふって嬉しそうにしている。

ただ勿体なかったのは、彼の英語力…言いたい事たっくさんあっただろうに…事前に言ってくれれば通訳したのに…とコンサート後に彼の音楽を愛する通訳仲間内で悔しがっていました。でも、それも含めてがつがつしてなくて、のんびりしてて、よかったのかも。彼はきっと言葉よりも、音で語る人だから。コンサート前日に出演していたNHKの番組では「エル・ムンド(世界)はあなたにとって何ですか?」という質問に、「CONCIENCIA AMBIENTAL(環境を自覚すること)」と答えており、私達の住む地球は、僕らが思っているよりも素晴らしい世界だと感じる体験をいくつもさせてもらった。だから僕は感受性をフル回転させて、地球の作り出す美しさを捉えて音にし続けたい。そんなことを言っていた。彼はたっくさんの現代アーティストともコラボ作品や公演をしていて、特にこのチリのフランチェスカさんのたおやかな歌声とばっちりだと思うので、お気に入りをここに載せました。音楽は国境を越えること、音楽を通して人と人とを繋ぐこと。そのことを静かに語りかけてくれるカルロス・アギーレは、”静かなる音楽”ブームの火付け役!と尊敬されるだけあるな。+人柄の魅力が、やはりこの繊細な美しい音を紡ぎだすのだな。次回は”静かな音楽”専門のオススメレコードショップをお教えします!お楽しみに!

*パラナ河:海だと勘違いする程、幅広い大河ラ・プラタ河の支流一つ。
支流といってもこちらも相当な大河です。

19 May 2012

オンとオフ

もっとオンとオフの切り替えがうまくなれればいいのに。

組織で働くことの利点の一つは、だいたい職場に通勤すれば誰か知ってる人がいて、
何かをすればそのフィードバックをしてくれる人がいて、それなりの達成感を
得られることだ。

一方、研究者や芸術家、フリーのスペシャリストは、
まず社会に必要とされているのか?という疑問を自分で正当化する強さがなければ到底やっていられない。”覚悟”がいる。
社会とのつながりの実感を得るまでの、楽しいけれど地道な道のりが必ずある。
”好きこそものの上手なれ”とはいえ、孤独な時間も多いものだ。

私の場合、今のように自由な時間がありすぎるとヤバい…
興味が色々な方向に広がりすぎて、大体その時々のテーマの本を数冊ゲットし、
数日の間は完全にそのテーマに没頭。
まず入門書を読み、その後その中でも更に興味をもった分野を絞り込み、そのテーマの数冊を読み漁り、その要点や関係をノートにメモし、先行研究を掴む。大体、自分でこのへんかな?とストップしないと面白すぎて際限がなくなってしまう感覚がある。
もちろん、期待したほど広がりのないテーマだったり、ある程度全体像や限界?のようなものを感じると飽きてしまうときも多いのだが。

この作業は、好奇心や達成欲や向上心や、
色々なものを満たしてくれるけれど、危険だ。
ものすごく体力、精神力を使っているようだ。
いつか身体がついていかなくなると思うと、、、また辛い。

そのためにウォーキングやヨガや瞑想や、、
頭を空っぽにする時間を意識的に作っているけれど、、、

たぶん根っからの書籍好き、図書館好きのオタクなんだと思う。
気になるとある程度徹底的に調べないと気が済まない…
それにどこの国にいっても、本屋と図書館が一番好きな場所なんだ、多分。
その街のイマと過去が少し見えるし。

最近は、周りの人が休憩サインを送ってくるようになったから、ホントありがたいです。
この週末は天気が良いようだし、完全にオフモードにします。いつもありがとう。

17 May 2012

LADRIO 神保町


都内で安心して長居できるカフェをお探しの方、
神保町のラドリオへどうぞ。
個性溢れるレトロカフェが多い、古本の街、神保町。
おすすめのカフェはいくつかあるけれど。
ウィンナー珈琲の発祥地のここは、流れているフランスシャンソンもいい。
ご飯もおいしいよ。(作る人によって量はさまざまだけど。)

一番すごいのは、店員さん達が毎月発行している、無料のらどりお新聞!
手書きで味があって、内容もゆる〜くていいんだけど、、

裏側をこの線通りに折ると、文庫/新書どちらのブックカバーにもできるように工夫
してありました。さりげない、さりげなすぎる、工夫です。
なんだか満たされるカフェの一つです。

海と山 山と海



昔から薄々気づいてはいたけど、最近確信を持ったことがある。
私は海ガールというより山ガールだ ということ。

アイディアマンで、わくわくすることの上手な友達は、
海に行くとわくわくし、山に行くと退屈するらしい。

どちらかというと、私は山が好き。
木が、森が、好きだからだと思う。
それは、四柱推命で”木族”大樹型だから、かもしれない。
安定しているものが、好きだからかもしれないし、
お花や虫たちが好きだからかも。

たまに 海を見るのも嫌いではないけれど。
でも、落ち着かない気持ちになる時がある。
海の持つ雄大さに吸い込まれそうになって、少し不安な気持ちになるというのかな。
開放感に気分は上がるけど、わくわくし続ける感じはない。

もしかすると 単純に、その友人は海の近くで産まれ、
私は山の近くで産まれたから なのか?

もし選べるなら できるだけ 山が見えるところに住みたい。と思う。
方向音痴だから、山のある街では、山を目印に安心して動くことができるし。

貴方は海の子ですか?山の子ですか?