30 August 2011

恐竜の描き方/元ちとせ



この人の声は、なつの夜に聴くと、染みる。
新しい音楽に出会うことは、新しい場所を訪れることに似てる。
このせかいに出会ったのは、去年の今頃の、真っ暗な海辺。
友人が耳にそっとイヤホンを入れて聴かせてくれた。
その時の響きが、色あせない。

24 August 2011

Venezuela "el sistema" x 古澤巌


ベネズエラのエル・システマという注目のオーケストラ団体を、バイオリニスト古澤巌さんが訪れるという面白い番組をやってました。エル・システマは、貧富の格差が大きく、麻薬等が身近にあるベネズエラ社会にあって、音楽に没頭することで社会的不安を軽減できたら・・・という願いが込められ作られた音楽隊。全国に35万人の会員を持ち、低所得層の子どもも多数参加しているが、授業料・楽器レンタル料はタダ。100年に1人の逸材??と注目を集めている世界的指揮者(名前どわすれ)も、この音楽隊出身らしい。

私は前職で資本主義を斡旋する外資のセールスマンの立場として、この国を訪れ、この国の政策に翻弄されておりました。が、やはり、この国の現状を鑑みる時、C大統領の発信している強いメッセージも、考えさせられるなあ。 独り言のような投稿ですみません。

音楽の持つ力に改めて、感動しました。子ども達の顔が変わってくるから・・・
そして改めて古澤さん、どっしりしていて、素敵なバイオリニストです。

『ミ・ラ・イ』~小さな希望たちのオーケストラ ←再放送やってほしいなあ。
http://www.bsfuji.tv/mirai/02.html

21 August 2011

しとしと ぴっちゃん 

外はしとしとぴっちゃん。雨と仲良く。涼しく。

20 August 2011

お花屋さん

お休みの日、一番楽しみなことは何ですか〜?
仕事で疲れちゃった時など、ふと週末のことを考え、目を閉じて
大好きなお花屋さんでじっくりイメージをして丁寧にお花を選ぶ時間を想像します。そのお花がどんなところで育って、どんなところから来たのか、想像して…浸る時間が好きなのです。
にもかかわらず、素敵な時間の流れているお花屋さんは案外少ないなあ〜と感じること、ありません?せっかく気に入ったお花をぽけ〜っと眺めているのに、”どれにするのよ?”というようなプレッシャーを無言でかけられている感じを受けたり、気に入った数本だけを色々な花屋で揃えたい!と思っているのに、”え?それだけですか?”と言われたり…少しシュンとしてしまうことがありました。でも、お花屋さんで働いたことのある友人達は口々に、見かけに依らず実にハードな仕事だと言います。水回りの作業の多い、ハードな仕事らしいので仕方ないですね。
そんな中、電車代やタクシー代をはらってでも、わざわざ出かけて、その空間に数時間身を任せたくなるような…数少ない、選りすぐりのお花屋さんがあります。それらの”お花のある空間”に情熱を注ぐ方々の存在に、とってもとっても感謝しているのです。できれば、無造作に見えてアーティスティックで心地よい〜そんな絶妙なバランスのお花や緑にもっともっともっと囲まれて生活したいな〜〜密かな夢の一つです。

Perfect balance

都内のとあるカフェにて。

07 August 2011

Juana Molina

音楽に身を委ね、踊り明かした夜。
コンゴ民主共和国とアンゴラの国境地帯に住むバゾンバ族の音楽と踊りがエレキ化!
親指ピアノ(リケンベ)や太鼓等が奏でる原始的な音が胸を打ち、
アルゼンチン歌手、フアナモリーナが絶妙に絡む。
世界ツアーのファイナルに東京を選んでくれてありがとう。
またね、フアナさん!

06 August 2011

琴乃富士




お相撲さんのそっぷ鍋料理やさん。
毎朝築地で仕入れてくるお刺身も、クジラの立田揚げも、親方の料理は何でも美味しい。
でもこの店へ通う客の一番の狙いは、現役時代の相撲裏話もさることながら、美人女将と親方の掛け合いだね。お笑い番組の数倍、おもろいんだ、これが。
カウンターで吹き出して笑ってしまい、気がついたら二人のファンになって通ってしまうこと、間違いなし。値段もその日の親方の気分で決まる、という型破りな店。
結局外食の多いうちの家族も、引っ越し以来一番足を運んでいるのがここかな。

美人女将の独り言ブログもおもろくて毎日チェックしちゃう↓
http://kotonofuji.exblog.jp/ 
人情溢れ、下町情緒漂う、”琴乃富士”。
人間っていいな〜親方の人柄と絶品手料理を味わうと、ほんのりそんな気分になれます。
http://kotonofuji.com/

東儀秀樹×古澤巌×川井郁子


東儀秀樹×古澤巌の熱演を目の前で体験してきました。
東儀さんの篳篥(ひちりき)は、目を閉じて聴くとサックスフォーンのような音ですね。
雅楽ってもっと敷居の高いジャンルだと思ってた。
どしんとしていて面白い古澤巌さん、情熱的な演奏を得意とする川井郁子さん(ゲストとして登場)どちらも日本を代表するバイオリニストだけれど、同じ楽器を扱っているとは思えない程違う種類の音色を奏でる。川井さんを初めてTV以外で観たけれど、立ち振る舞いが本当にセクシーな方ですね。
この三人の共演、、それぞれのパッションがほとばしっていて、癒し系の曲ばかりなのに、ガツンと来るコンサートだった。やっぱり想いは、伝わる。必ず。
各地で東北支援コンサートも開催中だそうなので、まだこのコンビ、未体験の方は是非。

詩 「子ども」


子 ど も
                ドロシー・ロー・ノルト
批判ばかりされた子どもは   非難することをおぼえる
殴られて大きくなった子どもは   力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは   ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは   鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは   自信をおぼえる
寛容にであった子どもは   忍耐をおぼえる

賞賛をうけた子どもは   評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは   公正をおぼえる
友情を知る子どもは   親切をおぼえる
安心を経験した子どもは   信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を 感じ取ることをおぼえる
先日の結婚式で、新婦が両親への手紙の中で、読んだ詩。

03 August 2011

R & K 

2011年7月最後の日、特別な日。
私にとっては、このウェルカムボードを作り始めた日から続いている、この良き日。
ようやくお披露目の日だ。
カモミールのお花の香り漂う、葉山のとある海岸沿いで。
参列者ひとりひとりを心からおもてなしする二人の気持ちが随所にちりばめられていて。
新郎新婦と同じラインで、とても近く感じられる式だった。
カモミールは、イギリス育ちの新婦の大好きなお花。香り高いカモミールアイスでお口直し。丁寧な二人の日常生活がほんわか伝わってくるような、心地良い空間〜〜
私の顔を見るなり、突然泣き出す彼女。私もこみ上げるものを押さえられなかったよ。
彼女とは、出会ってから沢山のものを分かち合ってきた。
言葉になるものも、言葉にならないものも。
この日、この場所に来ることが私にとってどれだけ難しかったかを一番知っていてくれたから。
お互いに頑固で強い面があり、ぶつかったことも数知れず。
その度に、諦めない彼女の芯の強さに感服し、そして深い優しさに救われて救われて、今の私がある。
ところで、新郎と新婦が出会ったのは、過酷な自動車工場の車体課だったのでした。
ロボットや機械の数が人間の数より多い、火花の飛び散るジェラシックパークの映画のような場所で。油まみれの作業着に身を包んだ美しい彼女に一目惚れした新郎。
彼を警戒する新婦。半年以上粘って、新郎の陰ながらの努力がようやく叶ってお付き合いがスタートしたのでした。
工場実習の初日、帰宅した彼女(当時私達は同じ部屋に二人で住んでいた)が
”鉄の板を運ぶセクションで、板持クンという子と一緒だったの!あはははは!”と報告してくれた四年前の夏を昨日のことのように鮮明に思い出すなあ〜なんてぼ〜っとノスタルジーに浸りながら。その頃からずっと二人を近くで見守らせてもらってきたこと、なんて幸せなんだろう。
さて、会場に戻って。。お色直し後に現れた彼女は、薄緑のマシュマロちゃんみたい^^
とっても雰囲気に似合っていたよ。
照明を落として、会場全体でキャンドルリレー開始!
”お母さん”から始まる、炎のリレー。
キャンドルを一斉に吹いた時、皆の願いが天に昇る… 
そんな言い伝えと共に、ロマンチックな一時☆☆☆

随所にさりげなくセンスの良い演出がちりばめられていて、
とても全てを紹介することはできませんが、、これは外せないな!
友人の手作り刺繍の、ウェディングツリー!
参列者全員のフィンガープリントで葉っぱを彩る。
私はもちろん、二人の近くに留まってみたよ。
ずっと近くで見守らせてもらいたいからね。

改めて、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで、宜しくお願いね。
そんな気持ちがふわっとそよ風に乗り、
目の前の湘南の穏やかな海の泡ぶくに溶けていき、浄化
されたその想いは私たち皆を大きくまあるく包んだ。

とても腑に落ちる、居心地の良い式でした。
末永く幸せにね。