03 August 2011

R & K 

2011年7月最後の日、特別な日。
私にとっては、このウェルカムボードを作り始めた日から続いている、この良き日。
ようやくお披露目の日だ。
カモミールのお花の香り漂う、葉山のとある海岸沿いで。
参列者ひとりひとりを心からおもてなしする二人の気持ちが随所にちりばめられていて。
新郎新婦と同じラインで、とても近く感じられる式だった。
カモミールは、イギリス育ちの新婦の大好きなお花。香り高いカモミールアイスでお口直し。丁寧な二人の日常生活がほんわか伝わってくるような、心地良い空間〜〜
私の顔を見るなり、突然泣き出す彼女。私もこみ上げるものを押さえられなかったよ。
彼女とは、出会ってから沢山のものを分かち合ってきた。
言葉になるものも、言葉にならないものも。
この日、この場所に来ることが私にとってどれだけ難しかったかを一番知っていてくれたから。
お互いに頑固で強い面があり、ぶつかったことも数知れず。
その度に、諦めない彼女の芯の強さに感服し、そして深い優しさに救われて救われて、今の私がある。
ところで、新郎と新婦が出会ったのは、過酷な自動車工場の車体課だったのでした。
ロボットや機械の数が人間の数より多い、火花の飛び散るジェラシックパークの映画のような場所で。油まみれの作業着に身を包んだ美しい彼女に一目惚れした新郎。
彼を警戒する新婦。半年以上粘って、新郎の陰ながらの努力がようやく叶ってお付き合いがスタートしたのでした。
工場実習の初日、帰宅した彼女(当時私達は同じ部屋に二人で住んでいた)が
”鉄の板を運ぶセクションで、板持クンという子と一緒だったの!あはははは!”と報告してくれた四年前の夏を昨日のことのように鮮明に思い出すなあ〜なんてぼ〜っとノスタルジーに浸りながら。その頃からずっと二人を近くで見守らせてもらってきたこと、なんて幸せなんだろう。
さて、会場に戻って。。お色直し後に現れた彼女は、薄緑のマシュマロちゃんみたい^^
とっても雰囲気に似合っていたよ。
照明を落として、会場全体でキャンドルリレー開始!
”お母さん”から始まる、炎のリレー。
キャンドルを一斉に吹いた時、皆の願いが天に昇る… 
そんな言い伝えと共に、ロマンチックな一時☆☆☆

随所にさりげなくセンスの良い演出がちりばめられていて、
とても全てを紹介することはできませんが、、これは外せないな!
友人の手作り刺繍の、ウェディングツリー!
参列者全員のフィンガープリントで葉っぱを彩る。
私はもちろん、二人の近くに留まってみたよ。
ずっと近くで見守らせてもらいたいからね。

改めて、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで、宜しくお願いね。
そんな気持ちがふわっとそよ風に乗り、
目の前の湘南の穏やかな海の泡ぶくに溶けていき、浄化
されたその想いは私たち皆を大きくまあるく包んだ。

とても腑に落ちる、居心地の良い式でした。
末永く幸せにね。

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