06 December 2010

Shimokita

中高時代の青春の場所、下北沢へ久しぶりに。
昔はルーズソックスにミニスカートで、この街をよく闊歩していた。
古本屋で本を買い漁っているか、カラオケやライブで絶叫しているか。
たくさんの思い出が随所に詰まっている。
軒を連ねるお店は変わっても、ますます、いい感じにごちゃごちゃしていますね。
なんか安心するーーー
「茄子おやじ」で下北在住のL♡R♡とカレー&ワイン。
ピュアロードで、作家のY.Bananaさんにお会いしました。家に帰ってきてから改めてマイ本棚の彼女の著作を数えたら25冊以上。多分、小説、エッセイ合わせて一番たくさんの著作を読んでいる、作家さんなんじゃないかなあ。
特に学生時代は、彼女の著作によく救われていたなあ、と思います。
不自然に強要される感じの東京の忙しさについて、希薄になっていく都会の人間関係について、自分の中の日本と外国の間のバランスの取り方について。
どんな時でも、どこに居ても、大事なものはきちんと大事に守っていく小さな決意みたいなものについて。
もやもやした気持ちに居場所を与えてくれるようなフレーズ達に、本当に救われてきました。だから今日、目と目を見て、手と手を合わせて、感謝を伝えられたのは、とても良かったのです。
帰り道。「もしもし下北沢」で”酔っぱらいのガウディが作ったような”と形容されている、Motherでもう一杯。カウンターでカップルがまったりと飲んでいる横で、地元の子供達が絵を書いている、ごちゃまぜの素敵空間が広がっていました♪ 
やっぱりそれぞれの街にはカラーがある。そして、東京は本当に大きい。
ロンドンやニューヨーク等の都会と比べても、色々な場所がちょこちょこあって面白い、というコメントをよく外国人の友人は残して帰る。個性のある街が凝縮して数十カ所もある、この大都会を、最近は私も随分と楽しめるようになってきた。
毎日歩くことで、自分の中の街もできていくー
自分も街も同じように成長して変わっていくー
そして、自分がいなくなっても、その気配は残るだろう。
そういう愛のあり方を、私もここ一年程で深めている気がします。
「もしもし下北沢」に描かれているような、誰とも全く同じではない、小さいけれど、かけがえのない物語を。
やっぱり街歩きが基本だな。
初心にかえって「ちい散歩」モードに戻りつつあります(笑)。

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