06 November 2010

こども環境

(Campo de criptana, La mancha, Spain) 
”風車をまわすもの”
風車をまわすものは 風のようなもの
すき通っていて 目にはみえないもの
私たちの心を動かすものも 目には見えないけれど 
それはとても強い力をもっている 大切なものを守る気持ちや勇気とか
誇りを傷つけられたくやしさとか 笑いがあふれるような愛とか いろいろ
くるくると心の羽がよく回っている人って勢いがあっていさぎよい
(鈴色夏生”君のそばで会おう”より)
昔、スペインのラマンチャ地方で出会った、風車を思い出させる女性に出会った。
”子供を1人育てるのに、村人100人が必要”
”孤独と自立は違う。寄り添っていて、守られていると感じ、安心できたところで、
ようやく自立できる” と語る、志村季世恵さん。
こどもにとって居心地のいい環境ってどんなもの?
この問いに対する答えは、結局周りにいる大人自身も誰かに守られていると感じ、安心できているところから始まるのかな。”こどもにとって住み良い環境を作りたい。こどもを育てるお母さん達に子育てしやすい環境を作りたい” この想いから、こども環境会議を立ち上げて10年目の季世恵さん。彼女の言葉が上滑りに聞こえないのは、彼女自身が目の前の状況に対して、精一杯身体をはって行動していて、愛情深い眼差しを持つ、器の大きな女性だからなんだろう、と感じた。
10周年を迎えた”こども環境会議”:http://www.kodomokankyokaigi.jp/index.html
個人の想いが本当に強い時、その想いがいかに周りを巻き込み、”静かにゆっくりと”形になり、少しずつでも確実に広がっていくのかを、体現してくださる人生のお手本のような方。
これから著作をじっくり読ませて頂きます。
大切に大切に積み重ねてこられた活動と、広がっていった人の輪に、出会わせてくださり、感謝しています。素敵なパーティーに誘ってくれた伶奈、いつもながらありがとう。

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