小原流の生け花のお稽古を始めました。現在、”たてるかたち”を習得中。
高校の時、華道を三年間やっていましたが、その頃はあまりピンと来なかった。
社会人になって、生活の中でお花を生けることが不可欠になっていて、
ただ単に生けることに、物足りなさを感じていた。
”シンメトリー”の中に美を見出す、西洋の庭園を起源にもつ、フラワーアレンジメントに比べ、
”アンバランス”の集合体の中に美を見出す、生け花に興味を惹かれていた。
先生に言われる。”自然をもっとよく観なさい。枝がどちらになびいているのか。この葉はどの角度が一番美しいのか。” 有名な彫刻家はよく、彫る前に注意深く見れば、”木や石が形を教えてくれる”と言うらしい。生け花も同じかもしれない。形を学ぶと同時に、あんまりこちらが”こう生けよう”って決め込んでかかると、美しい作品が生まれない感覚もある。バランスが難しいところだ。お花との対話の時間。心の充実時間。
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