先輩Rさんと、Sちゃん嬢のおうちに遊びにいって、のんびり過ごした午後。
会う人会う人に ”こんにちは~!”
元気に、礼儀正しく、ご挨拶できる、お利口さんの2歳の女の子。
そんなSちゃんの、最近の大流行は、”何階に住んでるの?”の質問攻め。
”あたし、よんかい にすんでるの。あなた、なんかいに しゅんでるの~?”
”8階だよ~”
”じゃあ、あとで あそびに いくねー”
あれ、違うマンションなんだけどなァ・・・笑
みんな、このマンションに住んでるって思っているのかな。
人懐っこくて、一生懸命で、可愛すぎる。
Rさんは、情熱と冷静さを兼ね備えた気品溢れる先輩で、大学のときから一際目立っておられた。私をメキシコ留学へ導いてくださった人の一人で、ものすごくお世話になっている。
日本・メキシコ・イギリス。
大学を卒業してからも、お互いのターニングポイントで、ある友人を通して偶然に再会することができ、気がつけば、仲良くさせてもらっている、そんな不思議なご縁。
相変わらず、美味しいランチを作っておもてなししてくださって、感激!!
涼しげなグレープフルーツ寒天ゼリーまで。流石です。
一人遊びしていたSちゃんが、ぐずりだす。そして、駄々こねっ子になる。
ママの膝にのっかって抱っこされるSちゃんの姿は、言葉で言い表せないくらい、かわいい。
美人な親子。美しすぎる光景。幸せだなあ。でも、自分の子供だったら、こんなに余裕を持って眺められない大変さがあるんだろうなあ。
”Sちゃん、ごめんね。アタシが、お母さんを少しの間、借りちゃったからすねちゃってるんだよね。
ごめん、ごめん。 じゃ、一緒に粘土遊びしよっか。”
私達三人の合作、あんぱんまん!
+おひげをつけたら、ジャムおじさん、かな。
二歳くらいの子の間では、”アンパンマン”が大人気だそうだ。
子供用の粘土は、小麦で作られているんだって。万が一、食べちゃっても大丈夫なように。
小麦粘土で作る、あんぱんまん。本当に食べちゃいたいね☆
おばあちゃんの愛情いっぱい手作りバックの柄も、あんぱんまん。
”いってきま~しゅ”
家の中をぐるぐる歩き回る。
粘土遊びにも、行って来ますごっこにも飽きちゃった、Sちゃん。
”あすかちゃん、お目目つぶって待っててね。”
”3・2・1 ! お目目開けて いいよ~”
”イエ~イ”
お気に入りのメガネをかけると、トップスターに早変わり。
声まで、その気になって、ノリノリ。
一転して、お見送りに駅まで付いてきてくれた、バスの中。
お行儀よく座りながら、外を眺めてたそがれる、Sちゃん。
一転して、お見送りに駅まで付いてきてくれた、バスの中。
お行儀よく座りながら、外を眺めてたそがれる、Sちゃん。
もう、アタシは、Sちゃんの多彩な表情にメロメロだ。
保育園デビューの日が近づいている。
”怖い事件に巻き込まれませんように。
”変なおじさん(注:我らの共通の友人)にひっかっかっちゃ、だめよ。”
箱入り娘に育てたい親の心境が少し、分かってしまった。
”またね~Sちゃん!また会いにいくから、今度はもっとお散歩しようねぇ♪”
”うん!あすかちゃん、またたっくさんたっくさん遊ぼうねえ!また来てねぇ”
改札口で、姿が見えなくなるまで、一生懸命手を振り続けてくれているSちゃんとRさんに後ろ髪をひかれながら、駅のホームへと駆け上がる。
サングラスの下の両目から大粒の涙がポロリと流れた。