ぐるぐる。 ぐるぐる、ぐるぐる。
幼い時によく遊んだ、この道具。スピログラフと言うらしい。
その名はつい最近知った。それにしても、つくづくよくできている。
三つしかない輪を 定規にくっついている円の中の輪郭に沿って動かしていけば
自然と幾何学模様が描けてしまう、優れもの。
あか、あお、きいろ、みどり、ピンク、オレンジetc...
ボールペン、色鉛筆、くれよん、クレパスetc....
色々な色や道具で試してみると、単純で同じような図形なのに、一つずつ風合いが違うから、はまる。はまる。 一人で遊んでいたら、友人からの電話。
相談を聞いていると、 久しぶりにこの言葉を思い出した。
”あなたの代わりはいくらでもいるんだから”
以前の同僚の先輩の口癖だった。
急に現実に戻されるような、悲しいけれど、一理ある、そんな言葉。
確かに私が会社に行かなくても、会社は変わらずに今日も続いているし、
社会は忙しそうに動いているし、地球は廻っている。そんなものだ。
”究極のところ私達だってそこらへんの葉っぱと一緒なんだから”と言う友人もいる。
”人生は魚拓にされるまでの旅だ”と言うセリフをとある映画でも聞いた。
確かにご尤も。部分的にはその通りだと納得もする。
でも、だからこそ、自分にしかできない仕事がしてみたいと大志を抱いてしまうのも、
悔しい想いがいずれ何かを産み出すだろうと心のどこかで期待して精進するのも、
また人間の持つ可能性なのだと思う。
asuka, いつも安心をありがとう。
ReplyDelete仕事での自分ってむずかしいね。
でも家族や友人は、代えがきかないね。
代えがきかない関係性ってやっぱり尊いね。
社会の中で働くことは、
なにか決まった構造の中で、制約やルールの中で、存在しつづけることは、
negativeな意味で、自分を出す限界性・不必要性もあるんだと思うけど、
positiveな意味で、自分を出す不必要性もあるのかもしれない。ただただ、傍を楽にすることにささげる時間。(はたらくの語源って、傍を楽にすることなんだって。)
ぐるぐる、きれい!上手にになったね。笑。