18 October 2010

風の道 いきもの達の道


風船に珊瑚礁の重りをつけて、 


風に吹かれる風船が流れる方向に歩く、原宿まち歩き。 
普段私たちは気づかなくとも、たくさんの風に触れているんだな。
神宮の森からのそよ風、直角に強く吹く浜風 etc. 
いろんな種類の風が流れていく。


明治神宮〜竹下通り近辺〜東郷神社まで、てくてくと。


途中、コンクリートジャングルの中で工夫しながら暮らす様々な生き物達に出会う。
負けじと我々も、いざっていう時に役に立つかも!アイテムをたくさん教えてもらう。
例えば、少しの傷ならお手のもの!の血止め草 とかとか。
地震などの非常時に使えそうなアイテムは、案外、道ばたに転がっているものだ。


おっと、かわいいシジミ蝶々ちゃんが来たよ。
あっという間に参加者のとある男の子がつかまえちゃった。


よっ!これぞ、元祖、椿オイルぞよ!
ありがたや〜ありがたや〜

NPO法人アサザ基金の飯島さんの、幅広い見識をわけてもらいながら、歩く散歩道は発見に満ちていた。

竹下通りは、”谷”だったから、あんなに下がる作りなのか。
休みがちなヒヨドリのピヨピヨ声が呼んでいる。
シイの木のどんぐりはね、栗のような甘い味がするんだよ。
リスやネズミが見つけた食料を他の生き物に悟られないよう、隠すつもりで土深くにどんぐりを埋める行為が、次の木を生むきっかけになったりだとか。

自然界のものは、何も無理をしていない。ね。
自分たちに都合のいいように動いていることが、結果、廻り巡って他の生き物を支えてくれていたりするんだよなあ。

今日の原宿表参道まちあるきイベントは、
今度からの毎日のお散歩が、ほんの少し変わるきっかけになったと思います。
例えば風を感じたら、もともとの地形を意識できるとか、
ふとしたところに存在している生き物に目がいくとか、そういうちょっとしたことで、
世界はどこまでも広がる。

問いの連鎖の中を、思う存分、泳ごう。


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