07 September 2010

言葉は生きている! 

スペイン語を自分の一部にしてから、お手伝いさせてもらう機会に恵まれてきた
”通訳/翻訳”をもう少し本格的に学んでみようと、最近学校に通いだしました。

”訳す”という仕事は、一見他人の言葉を伝える仲介人のように思われがちですが、、、結構難しい、タフなお仕事です。(一度でも、現場経験がある人は、実は奥深いエネルギッシュな仕事であることを知っているはずですよね??)

”言葉は生きている”から、なかなか手強い相手なのです。
ただ単に言葉を置き換えても、棒読みの直訳か、自己満足の訳になってしまい、読者や聞き手は何のこっちゃ?となってしまう。異なる文化圏のコンテクストの中に ”話者の人生から出てきた言葉を生きたまま”投げかけなければ響かない。そのためには、当然た〜〜くさんの知識や経験が通訳者になければ、伝わりません。

同じ言語話者同士で話していても、誤解してしまうこと、されることは日常茶飯事。
(日本語でも伝わらないことがたっくさんありますよね><!?)
さらに、共感するor してもらうことなんて、そう滅多にないこと。

話者の生きた言葉を”そのままの温度で”、聞き手に伝え、
会場全体の空気を掴む、影の仕掛人。さらに、”自分の言葉ではなく” 話者のシモベであり続ける。これに挑んでいるのが、通訳というお仕事です。
でも、緊張感と、会場の空気が掴めて一体感を感じたときの達成感は最高に楽しい!!

先日、セビージャ(スペイン)在住のフラメンコダンサーで、日本のコミックを翻訳しスペインに紹介し続けていらっしゃる灘辺さんのワークショップへ参加しました。
一気に会場の空気を明るく変えて、お話に引き込む力を持っていらっしゃる、すてきな方。ご自身の詩の披露、最新スペイン映画の宣伝フライヤーの共同翻訳、心得etc..盛り沢山の内容でした。いくつかの印象的な言葉が、私にひっかかりました。

☆ことばを磨くことは、人間力を磨くこと。

★もっともっと、動物的感覚で生きて、人生を楽しんで!!

☆話者と同じ温度で理解し共感できる感受性、とっても大事!大切にしてね。

★仕事は、テクニックじゃなくて、一期一会の出会いをいかに大事にできるかどうかだよ。

スペイン語話者の世界は、poesia (詩的表現)とchiste(本音か冗談かスレスレの会話)でいっぱい!! そのことを改めて、思い出させてもらいました。
灘辺さん、ありがとう。色彩感覚豊かなSevilla, la ciudad de embrujoの詩、とっても好きでした。

私の日本語、そして、スペイン語。もっともっと豊かにしたい。
そのために、もっともっともっと経験しよう。
五感をフル活用してもっともっと感じよう。色んなこと!!!

なんだか、とってもやる気がでました。がんばるぞ!!

4 comments:

  1. やりがいがみつかったみたいだね
    よかった!よかった!

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  2. ようやくブログを拝見させて頂くことができました!何か、新しい目線でスペイン語に接していってくださるきっかけとなったのでしたら本当に嬉しいです。armonía、すべてにおいてのキーワードですね。どんどんやる気になって、どんどん新しい翻訳、通訳、はたまた新たなスペイン語ビジネスにつながっていくように、影ながら応援しております。

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  3. 素敵なタイトルをつけて記事にしてくださって有難うございます。先ほど、一つコメントを書いたのですが、UPされたか否か定かではなかったのでもう一度。
    とにかく、カテゴリーに囚われず、どんどんやる気を出して、ご自分のスタイルに合ったスペイン語ビジネスを展開していってくださいね。ブログ拝見するのが遅くなってしまいましたが、見ることができてよかったです!!
    これからも時々立ち寄らせていただきます。
    これも何かのご縁ですね・・・

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  4. > ブログ見ていただけて光栄です。
    カテゴリーに囚われず、できる範囲でバランスを保ちながら頑張っていきたいと思います。今後とも末永く宜しくお願いします!

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